前にあるサイトで書いた小説の最終話です。

アフターストーリー





それは突然のことだった。

大河内家の屋敷の電話が鳴る。

リンリンリン リンリンリン

氷室はいつも通り電話にでる。

「もしもし・・・」

「俺だ!! 冴木!!」

その電話は前々から茜の行くえいを探ってもらっている情報屋だった。

「あなたですか。 なんですかいきなり電話をかけてきて。お金ならいつも通り振り込んでありますよ」

「ち、ちがうんだ!! そんなことじゃない!!」

情報屋の男なにやらあせっているようだった。

「じゃあ、じゃあなんなんですか??」

氷室は訪ねる。

しかし男は呼吸を整えているようだった。

「よく聞けよ!!」

「えぇ!!」

胸の鼓動が高まる。

「し、下村茜が・・・・・・・見つかった」

「!!」

氷室は驚きのあまり受話器を手から落とす。

「茜が・・・・見つかった・・・・?」

「もしもし。もしもし?? おい!! 冴木!!」

電話の向こうからの呼びかけに気づき受話器を拾い上げる。

「ほ、本当なんですか?? 茜が見つかったって??」

「ほ、本当だ!! 今から居場所を言うから覚えろよ!!」

「も、もちろんだ!!」

それから・・・しばらくして・・・




















「ここに茜が・・・・」

建物を見上げる氷室。

その建物は病院だった。

しかも都内にある。

なぜこんなにも近くにいて見つからなかったか不思議なくらい。

男が言うにはかなりの情報操作をされていて見つけれなかったという。

「行くか・・・」

氷室は病院の中に入っていた。

病院の中は静だった。

それほど広くはない。

しかし設備だけは日本有数の有名病院に匹敵するほど最新だった。

氷室は今歩いている廊下の奥の病室に入る。

そこには色白の女が一人ベットに座っていた。

しかし氷室には分かったすぐにこの女いや彼女が自分が必死に探していた下村茜だと。

「茜!!」

口から彼女の名前を叫ぶ。

「・・・・」

すると彼女は氷室を見る。

その目になかった光が段々と戻り氷室を凝視する。

そして・・・。

「ひ、氷室・・・ちゃん・・・?」

彼女は恐る恐る尋ねる。

氷室は何も言わずゆらりと彼女に近づきそして抱きつく。

「あぁ!! 僕だ!! 冴木氷室だ!!」

今まで溜め込んでいた涙が瞳から頬つたい零れ落ちる。

一粒一粒ぽつぽつと・・・。

「氷室ちゃん・・・」

茜もまた氷室を抱きしめる。

そして茜の瞳から涙がこぼれ落ちる。

一粒一粒ぽつぽつと・・・。

二人は七年間の溝を埋めるようにお互い今まで何があったか話し合う。

氷室は自分が今は大河内家の執事をしながら白皇学院に通っていることを・・・。

茜は今まで何があったかよくはわからないと言う。

ひたすら病院や研究施設をはしごして今はここにいることだけしかわからないと言う。

しかし氷室にはそんな理由なんてもうどうでもいい。

今、目の前に茜がいる。

それだけで今は十分だ。

そして一時間が経ち・・・病室に一人入ってくる。

「あなたが・・・冴木氷室さんですね??」

白衣を着た男が言う。

「はい、そうですけど。何か??」

「ちょ、ちょっとお話が・・・」

氷室は立ち上がり茜に「ちょっと行ってくるから」といい男についていく。

連れられた場所は診察室だった。

「なんですか?? 話って??」

氷室はいすに腰をかけ訪ねる。

「下村茜さんについてお話が少々・・・」

氷室は嫌な予感がした。

こうゆう時の嫌な予感はよく当たる物だ・・・しかし今回だけはこの予感は心のそこから外れてほしいと望む。

「下村茜さんは・・・今、不治の病にかかっており・・・いつまで持つか分かりません」

氷室の嫌な予感は当たってしまった。

せっかく再会できた茜を再び失うのか!?

またつらい思いをしなければならないのか??

なぜいつもこうなんだ!!

氷室はこの時神を呪った。

「な、なぜですか?? なぜ? なぜ? なぜ茜なんですか?? なぜなんですか?? なぁ、答えてくれよ!!」

「・・・・」

医師は無言で氷室を見る。

「なぜ黙っているんだよ!! おい!! 聞いているのかよ!! おい!! 答えろーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」

ドォン

机を思い切り叩く氷室。

「・・・・・」

医師は何も言わない。

「ははははははははははははははははは」

またあの時のように意味もなく笑う。

「はははははははははははは・・・・・・うっく」

また涙がこぼれる。

しょっぱい涙だ。

悲しみの涙だ。

「ど、どうにか・・・ならないんですか?? 先生・・・?」

氷室はだめもとと分かっていても聞く。

「・・・・・すいません・・・・冴木さん・・・・」

頭を深く下げる医師

「そうですか・・・なら今のうちに茜が・・・元気なうちに・・・思い出を残してもかまわないでしょうか??」

「・・・・・いいですよ・・・・冴木さんが望むなら・・・・」

「ありがとうございます。先生」

氷室はいすから立ち上がり診察室を後にした。

「茜・・・明日・・・遊園地に行こう!!」

氷室は茜に言う。

「へっ!?」

茜は驚く。

いきなり氷室からこんな言葉が出されるなんて。

「いきたいけど・・・・でも・・・・」

そう茜は病人だから病院にいるだからここを出ることなんてできないと思うのが当然だ。

「先生から許可はもらった!! だから安心しろ・・・なぁ」

氷室は茜に優しく言う。

茜はその言葉を聞き表情が一気に明るくなり大きくうなずいた。












そして次の日・・・

僕と茜は近くの遊園地を訪れた。

茜はこの日のために服を買い飛びっきりおしゃれをしていた。

茜は、はしゃぎにはしゃぎまくっていた。

僕は、茜にあっちこっちに連れまわされて大変な思いだ。

口調は段々昔みたいに戻っていく。

不思議なもんだ。

しかしとても幸せだ。

こうして茜といっしょにまた過ごせるなんて夢みたいだった。

どうかこの時間がいつまでも続いてほしい。

この幸せな時間が・・・。









あっという間に時間も経ち夕方に・・・。

「氷室ちゃん!! 観覧車に乗ろうよ!! ねぇ☆」

とびっきりの笑顔で氷室を見つめる。

「あぁ、そうだな!!」

茜は僕の右手をぐいぐいと引っ張り観覧車の場所に向かった。

たまたま観覧車には誰も並んでいなくすぐに乗ることができた。

「では、気をつけていってらっしゃい」

ガッシャ

「わ〜いい眺め」

「そうだな」

僕は相槌をうつ。

「氷室ちゃん・・・・私・・・知っているんだ〜・・・本当は・・・」

茜が突然話を切り出す。

「何がだよ??」

「私・・・もうすぐ死んじゃんだ〜」

「な、何に言っているんだ!! なんで茜が死ぬんだよ??」

氷室はあせる。

「だって・・・日に日に体が弱っていくのが分かるんだもん・・・それに氷室ちゃんと先生の話・・・聞いちゃったんだもん・・・」

「!!」

僕はまるで心臓を一突きされたような衝撃が体に響く。

「・・・・・聞いていたのか・・・茜・・・」

「ごめんね・・・氷室ちゃん」

僕は言葉を失った。

そのまま観覧車は一番高い場所に・・・。

「でもね・・・私・・・最後に氷室ちゃんに会えてよかった!! 本当に嬉しかった!!」

涙も流しながらも笑顔で話をする茜。

「だっ・・・・・・・て・・・・・・・・」

茜の話の途中で倒れた。

バタン

「茜?? 茜?? あかねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ピーポ ピーポ

茜はすぐに病院に運ばれた。

しかし病魔は思った以上に茜の体を蝕んでいた。

もうどうにかするレベルではなかった。

茜はそのまま病室に運ばれた。























「茜!! 茜!!」

僕は必死に呼びかける。

「ひ・・・む・・・ろ・・・ちゃ・・・・ん・・・・」

途切れ途切れに言葉を必死に搾り出す茜。

「なんだ??」

「わ・・・た・・・し・・・・ね」

「・・・」

僕は黙って話を聞く。

「も・・・う・・・だめ・・・・かも・・・・し・・・れ・・・な・・・い」

「何を言うんだよ!! 頑張れよ!! 茜!!」

あ〜・・・段々目の焦点が合わなくなってきているや・・・。

氷室ちゃんがぼやけて見えるもん。

私・・・死んじゃうのかな??

「わ・・・た・・・し・・・ね・・・」

でもこれだけは伝えなきゃ!!

「なんだ?? 茜??」

茜は右手を上げようとするが上がらない。

その右手を握る氷室。

「ひ・・・む・・・ろ・・・ちゃ・・・ん・・・の・・・こと・・・が・・・・」

あっ、泣かないでよ・・・氷室ちゃん。

私まで涙が出ちゃうじゃない。

「僕のことが??」

「好き・・・だ・・・った・・・・よ・・・・ずっと・・・・・・・・・・」

ちゃんと伝えられた。

これでもう思い残すことが無いや。

もうこれで・・・。

ピピピピピピ

「茜!! 茜!! あかねーーーーーーーーー!!!!! まだ逝くな!! まだ逝くなよーーーーーー!!!!!!! 僕を僕をまた一人きりにしないでくれよあかね!!!!!!!!!!!」










私ね氷室ちゃんといっしょに過ごせて幸せだったよ。







毎日がとっても楽しくて。





次生まれ変わるときまた氷室ちゃんといっしょがいいな。



そうしたら・・・。



またいっぱい話して。


またいっぱい笑って。



またいっぱいケンカして。



それで・・・・また恋もして。








だからそれまでのお別れ・・・。









また合おうね・・・・・氷室ちゃん・・・。










                       今までありがとう氷室ちゃん・・・。
                  
                       







ピーーーーーーーーーーーー

「あかねーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」











茜は息を引き取った。

午前0時に。













「茜・・・いままでありがとう・・・」

屋上で星空を眺めながらつぶやく。

すると風が僕を通り抜ける。

その時僕を呼ぶ声が聞こえた。

こうね・・・。
 



   



                 氷室ちゃん・・・・。




                            またね・・・・。









===========================END==========================

前にあるサイトで書いた小説の4話目です。

続きです。

四話・悲しみの雨と出会いの雪


「んん・・・」


あれからどれだけの時間が経つだろうか雨はまだ降っておりあたりはすっかりと暗闇につつまれていた。


「・・・茜?? どこだ??」


僕の胸で泣いていたはずの茜がいなかった。


そういえばそうだ・・・。


僕は、何者かにやられたのだ・・・。


そして茜もいっしょのはずだ・・・しかし茜の姿が見当たらない・・・一体どこに行ったのやら。


僕は体を起こす。


まだ叩かれた首筋が痛む。


「とりあえず家に戻ろう。きっと茜は先に帰っているはずだ」


そう思い僕は歩き出す。


そして僕は、研究所O−132を出た。


置いてあった傘が無い・・・。


「くそ・・・しょうがない走って帰るか」


僕は雨にうたれながら走る走る。


ひたすら走る。


住んでいる村にめがけて・・・。


僕の頭の中を巡る美しい景色小鳥のさえずり・・・。


「はぁ・・・はぁ・・・」


ゴロゴロ


雷がうなっているしかしそんなことは関係ない。


やがて僕は村の見える位置についた。


しかしなんだかまぶしい。


「はぁ・・・はぁ・・・ついた」


息を切らしながら僕は目の前の光景を見る。


赤、オレンジ・・・黒い灰も飛んでいる。


「・・・・村が燃えている・・・・?」


全身の力が抜ける。


雨が降っているのにいっこうに火の勢いは止まらない。


その時・・・僕は研究所で見たものを思い出した。


腹が引き裂かれて無残にも殺された死体を・・・。


「・・・・ははは・・・・」


僕は意味もなく笑う。


「ははははははは・・・・は・・・・・うくっ」


笑いも途切れて涙が流れる。


「茜・・・・!!」


そういえば茜はどうした??


あいつはもう研究所にはいなかったそして死体もなくなっていた。


なぜだ??


誰が一体??


・・・・!!


「そうか・・・・あいつだ」


ギリ


歯を食いしばる。


もう村は諦めるしかない・・・しかし茜はここには戻ってきていないそんな気がする。


そしてもう一つ脳内を巡る物があった。


それはあの本屋のおやじだ。


あいつの浮かべた不適な笑みあの時は忘れていたが今となっては気になることだ。


そう・・・あいつは明らかに何かが違った。


今から町に行こう・・・。


そう思い再び走り出す。






























「はぁ・・・はぁ・・・」


町は静かだった。


あの本屋に行ってみる。


シャッターが降りていたそして張り紙があった。


『誠に申し訳ありません・・・突然ですがこの店を閉めます・・・・今までこの店にご来店いただきましてありがとうございました。』


「・・・・くそ!!」


僕はふらりと歩き出す。


もうどこにも行く当てがない。


僕は電車にふらりと乗る。


行き先など決ってはない・・・。


とりあえずどこかに行くのだ・・・・。


電車は終点に止まる。


上を見ると『東京』と書かれていた。


「・・・・・・」


バタン


僕は倒れてそのまま眠りについた。


















「んん・・・・」


「気がつきましたか?? 少年よ??」


紳士な男が僕に話しかける。


まぶしい・・・。


「一体あんなところで倒れて家はどこなんですか??」


「・・・・家はない」


僕は答える。


「・・・・そうですか・・・・ならば私といっしょに来ませんか??」


「へっ??」


僕は驚く。


こんな見ず知らずの男にこんなセリフをはくのかと。


「私はこの大河内家の執事の勇といいます」


「ぼ、僕は・・・冴木氷室といいます」


「そうですか・・・氷室君ですか・・・いい名前ですね」


「あ、ありがとうございます」


「私ももう還暦の歳に近づいてきてもう体が思うように動きませんから・・・氷室君・・・あなたに私の後任を任せてもいいですか??」


「・・・はい!! 分かりました」


そして僕は勇さんのもとで執事に必要なすべてのことを学びながら大河坊ちゃんの執事をやることになった。


しかしいまだに茜は見つからない。


色々調べているが何も出てこない。


村が燃えた原因は不明。


死者は村の大半の人間。


しかし茜の名はなかった。


だから信じよう。


茜は生きていると・・・。


この降りゆく雪を何回も見ようともどんなに歳をとろうとも・・・。


この心に誓って・・・。


次回、アフターストーリー


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前にあるサイトで書いた小説の三話目です。

続きです


三話・恐怖


僕たちは今、去年突然に閉鎖した謎の研究所O−132の中にいる。(本当に研究所かはどうか知らないが僕たちはこう呼んでいる)


僕たちは長い廊下を今、歩いている。


これは僕の目側だが少なくても50メートルはあると思う。


廊下の左側は窓になっており窓ガラスの一部が割れ破片が床に散らばっている。


右側は部屋の扉があり部屋の中の様子はベットやコンピューター・机などそこに人が住んでいた痕跡は発見できた。


「ひ、氷室ちゃん」


茜が突然氷室を呼ぶ。その声はなんだか震えていた。


「なんだ?? もしかして怖いのか??」


氷室は茜を茶化すように言う。


「ち、ち、違うもん!!」


顔を赤くしてむきに答える茜


氷室はむきになる茜の頭に手をのせて「茜ちゃんは怖がりですね〜」と茶化しながら頭をなでる。


「だ、だから違うの!!」


顔を赤くしてもじもじしながら言う。


「ん、じゃあなんだ??」


「・・・・・・・・・だから・・・・その・・・・・」


手をもじもじさせどこかに行きたい様子の茜


「・・・・・・あっ、そうか!! トイレだな!! トイレ!!」


「・・・・・・・・・・」


茜は顔を真っ赤にしながらうなずく


「トイレに行きたいなら言えばいいのに」


「い、言える訳ないでしょ!!」


「なんで??」


ここでまた少し意地悪を言う氷室


「もぉいい!! 氷室ちゃんの馬鹿!!!!!」


茜は氷室を両手で突き飛ばし走り出す。


氷室はおされた勢いで尻餅をついた。


「いって〜〜〜〜〜・・・・・おい!! 茜待てよ!!」


茜は止まろうとせず廊下を右に曲がる。


「(もぉ〜〜〜〜〜〜氷室ちゃんのばかばかばか〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!)」


茜はさらに右に曲がる。


氷室は茜の後姿を確認しながら追いかける。


しかしなんて広い施設なのだろう曲がっても曲がっても道が尽きないのだから


「おい!! 待てよ!! あかね〜〜〜〜!!!!」


茜はまた廊下を右に曲がり立ち止まった。


そして・・・・・


「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


今まで聴いたことの無いような叫び声を上がる。


氷室はその叫び声を聞き声のするほうに走る。


氷室は廊下を右に曲がると茜がそこでガタガタと歯を震わせ目には涙を流していた。


「茜どうした??」


氷室は茜に駆け寄りそっと抱きしめる。


茜はうまく言葉が出せないので指を指す。


氷室はその指を指す方向を見る。


するとそこには・・・・


血にまみれた人の死体・・・・蛆虫がわきハエやねずみがたかっていた。


腹は切り裂かれていた。 顔もめちゃくちゃだった。


そう、茜はこの死体を見て絶叫したのだ今までに無いくらいに・・・・


そして僕自身もあまりの光景に言葉を失った。


そして僕の脳は僕、自身に警告する。


ここにいてはいけない。 早くここを出ろと。


しかし体が動かない・・・頭も回らない・・・茜もあまりのことに気が動転してしまっている。


その時、僕達以外誰もいないはずなのに後ろから気配を感じた。


心臓は高まり手が汗ばむ・・・気持ちを落ち着けるために自分に言い聞かせるここには僕と茜以外誰もいないと。


ペタペタ ペタペタ


足音が聞こえる・・・もはや気配だけではない・・・僕は核心する・・・ここには絶対に僕たち以外いると・・・


ブワァ


生暖かい風が僕たち二人を通り抜ける。


そして突然僕の視界に何かが入ってくる。 僕を見下ろすかのように・・・ 


ドス


僕は何者かにやられた・・・・そして・・・・意識は遠のいていくのであった・・・


続く。



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前にあるサイトで書いた小説の二話目です。

続きです

二話・オトズレル



ザァー ザァー


雨の降る朝。 立ち込める厚い雲。 ・なんともやな朝だ。


窓を眺める少年


名は、冴木氷室・十歳


「氷室〜〜〜〜もう起きなさい!!!」


「もう起きています。 お母様」


僕は家族の前では口調を変えている。汚い言葉使いをすると怒られるからであるっていて茜と話す以外は大体こんな感じだった。


「さぁ、下に行くか…」


ダァダァダァ


食堂室にはもう朝食は並べてあり母親は、洗い物をしていたさしずめ自分が最後だろうと予測はできた。


「もぅ、いつまでも部屋にいないの。 いくら今日から冬休みだからって!!」


「すいません。 お母様……」


「まぁ、いいわ。 今日は家政婦さんが風邪をこじらせちゃって私が家のことをやるから……ほら、早く食べなさい」


「わかりました」


僕は朝食を食べ顔を洗いにいきまた部屋に戻った。


「ふぅ〜。 着換えるか……」


僕はクローゼットを開け着換える。


ピーポン


誰かが来たようだ。


「氷室〜〜〜〜!! 茜ちゃんが来たわよ!!」


「分かりました」


茜が? 何の用だ?


僕は階段を降り玄関まで行く。


「氷室ちゃん。 あのね、今日……いっしょに来てほしいところがあるんだけど……」


「こんな雨の日にですか……?」


ここは自宅、母親がいる前ではいつも通りに話すことはできない。


「うん。 だめ、かな……?」


「別に何もやることがないのでいいですけど……」


「本当に!? じゃ、いまからいこ、いこ!!」


氷室は、手を引っ張られ玄関の外に出る。


その際にもちろん靴を履き傘を取る。


「で、どこに行くんだ??」


「ん? 秘密だよ」


「なんだよ秘密って。 教えろよ〜」


茜は、首を横に振る


雨が降る中僕たちは、道をひたすら歩く。


茜は突然足を止める。


僕は茜が足を止めたので足を止め前を見てみるとそこは……


「おい!! ここって……」


「ふふふ。 そうだよ。 ここは……去年閉鎖になった研究施設O−132だよ!」


「何でまたここに?」


茜はふふふ笑い答える。


「氷室ちゃん♪ 忘れたの〜♪ 私…暗いところは苦手だけどこうゆう類の物は大好きってね☆」


目を輝かせて茜が言う。


はぁ〜。そうだった。 茜はなぜか暗い所が苦手なくせしてこうゆうところに行きたがることを忘れていたよ……


「ほらほら早く行こうよ〜」


茜は僕の手をぐいぐいと引っ張る。


「はぁ〜…分かったよ。 行こうか」


この時知るよしが無かった。


これから起きる事を……僕は……


続く

前にあるサイトで書いたハヤテの小説です。

一話・シアワセな氷室


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


雪の降る夜。


ここは、大河家の屋敷。


窓から外を見つめる一人の青年名は、冴木氷室。 大河内家の執事だ。


顔立ちは良く背も高くモデルみたいな体形の持ち主だ。


「またこの季節が来たか……」


誰にも聞こえないように1人で呟く。


「氷室。 何をやっているの?」


「外を見ているだけですよ……」


どことなくいつもの覇気が無い氷室。


「ふ〜ん……そうそう氷室。 氷室がこの屋敷に来たときもこんな雪が降る夜だったね」


「あぁ。 そういえばそうですね……」


そう、もうこの屋敷に来た時もこんな雪が降る夜だったか…


氷室はまた遠い空を見つめ直す。


「ねぇねぇ。 氷室」


「なんですか大河坊ちゃん?」


「氷室が来てもう七年。 あと何年いっしょにいてくれるかな〜……なんて…あはは……」


頭をポリポリと掻きながら恥ずかしいそうな大河。


そんな大河に氷室はにっこりと微笑みこう言う。


「どこにも行きませんよ…僕の居場所はここだけですから」


「……そ、そうだよね。 じゃあ……僕もう眠くなってきたから寝るね……お休み氷室」


「お休みなさい大……河坊ちゃん」


もう七年が立つのか……この屋敷が来て……。


茜。 君はいったい今、どこにいるんだな……なぁ、茜……





























〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜七年前〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


氷室・十歳


某所


のどかな風景。 そよ風が吹き木々が奏でる音。 小魚が泳ぐ小川。


ここに氷室は住んでいた。


「氷室ちゃ〜ん!! ここ、ここ〜」


手を振る少女


黒髪で背の大きさは145cm前後・かわいい顔だ。


「そんなに急いでもなくならないぞ。 茜!」


「だってな……なんか早く行かないと無くなるかもしれないって私の直感が言っているもん!!」


彼女の名前は下村茜。


僕と同じ十歳。


彼女の家とは家族ぐるみの付き合いをしている。


今、僕たちは隣町まで買い物に向かっていた。


「ったくしょうがないな〜・・・・今行くから待っていろよ!!」


「うん!!」


氷室は茜の元まで走った。


「さすが氷室ちゃん!! 速いね〜」


「そうだろ〜って急ぐんだろ! ほら、行くぞ!!」


「うん!!」


二人は町に向かった。















ガヤガヤ ガヤガヤ


「うわ〜色々売っているね〜」


周りを見回す茜


「早く買うんだろ……ほら、いくぞ茜」


さりげなく茜の手をつなぐ氷室。


「えっ……氷室ちゃ……ん////////////」


「こ、これは〜……ほら、お前はこうしないとどこかに行っちゃうだろ……だから・・・・・////////////」


二人は顔を赤める。


「う、うん。 わ、わかった……/////////////」


二人は手を仲良くつなぎ店に入る。


ギィィィィィィ


「いらっしゃい」


「あの〜……魔界対戦紀って本が欲しいんですけど……」


「あぁ、魔界対戦紀ね。 う〜ん……たしか〜……この辺に……」


店の中で本を探す店長。


「……あった、あった。 はい。 これだね。 お嬢ちゃんついてるね〜これで最後だよ!!」


本をレジに持っていく店長


「やった〜。 ほらね氷室ちゃん。 だから急いだほうがいいって言ったでしょ!」


「そうだな」


氷室はぶっきらぼうに答えた。


「はい、じゃあ〜ねお嬢ちゃん!!」


「ありがとう。 店長さん!!」


茜が先に店を出る。


嬉しそうに本を抱えて。


「お兄ちゃん。 君は幸せ者だな〜……あんなかわいい子といっしょにいれて」


「な、なに言ってるんですか!?//////////////」


「ははは……照れるな。  じゃ、お幸せでな〜」


氷室は駆け足で店を出る。


恥ずかしいのが一番だがしかしそれとは何か違った感じがした。


何か得体の知らない違和感が……。


ギィィィィィィ 


バタン


「(な、なんだったんだ。 あの店長……?)」


脳裏に茜の笑顔がよぎる。


「(うぅ……まぁ、たしかにあいつはかわいいけどさ……///////////)」


その時店の外で待っていた茜がやっと出てきた氷室に気づき氷室の元に駆け寄る。


「氷室ちゃん! 何か探してたの?」


「ちょっとな///////(う〜……なんか熱いぞ/////////)」


なぜか顔が赤くなる


「ふ〜ん変な氷室ちゃん。 ほら、帰ろうか!」


「あぁ……そうだな」


二人は手をまたつないだ。


そして帰り道の途中、茜が……


「ねぇ、氷室ちゃん。 今日は付き合ってくれてありがとうね」


今まで前を向いて歩いていた茜が突然、氷室に言う。


「なんだよいきなり」


「う〜ん……そういえば氷室ちゃんにお礼言っていないな〜と思って」


「そうか? 別にいつものことだと思うけどな」


氷室は目をそらしながら言う。


なぜなら照れくさいからだ。


「ねぇ、氷室ちゃん。 目……ちょっとつぶって……」


「えっ!? ……まぁ、いいけどさ」


氷室は言われるがまに目をつぶる。


茜は目をつぶりながらそっと氷室の顔に近づけ唇を氷室の唇に合わせる。


「はい! もういいよ〜」


氷室は目をそっと開ける。


「お前……何したの?」


「えっ!?……そ、それは〜……秘密だよ………///////////////」


「えっ!?(なんかやわらかい感触がした感じだったが〜…………ま、まさかあいつ……キ、キスでもしたのか!?)」


「どうしたの氷室ちゃん? さっきからぶつぶつと……」


「うん。 あぁ、ちょっとな……」


「そっか、じゃ、早く帰ろうよ〜。 ねぇ☆」


茜はとびっきりの笑顔を見せた。


この時の茜は、本当にかわいいかったこのまま二人でどこか遠いところに行きたいと思った。


しかし運命は僕たち二人を幸せな道には導かなかった……


続く 


茜のプロフです。


名前・下村茜

年齢・十歳

身長・145cm

体重・秘密

好きなもの・かわいいもの・魔界対戦紀シリーズの本・氷室

嫌いなもの・暗いところ



下村茜はとっても明るくかわいい子で元気系の女の子です。
でも、暗いところととっても苦手な一面も持っています。
氷室とは家族ぐるみの付き合いをしていて氷室のことが大好きです。でもお互い両思いなのにどちらとも気づいていないそんなこともあります。
この物語の重要な鍵を持っています。
プロフィール

剣の道

Author:剣の道
名前 剣の道
年齢 16歳
性別 男
誕生日 10月12日
血液型 O型

スポーツは剣道をやっています。

好きな漫画は・・・ハヤテのごとく!、アライブ、ロザリオとバンパイア、ひぐらしのなく頃に、神のみぞ知るセカイなど。

とりあえず目標は、1000HITです!!

こんな管理人ですがよろしくお願いします。

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